繭は家蚕と野蚕の2種類に大まかに分類されます。
全ての絹は蚕が作る繭を原材料として作られます。シルクは品種改良をされ、細く長くなめらかな糸を作るようになった蚕の繭を紡いで作っています。品種改良された蚕のことを一般的に家蚕と呼びます。
tokinoiroのシルク商品は独特の冷んやり感が無い上質な絹紡糸を使用しており、その感触はスベスベで光沢があるのにふんわりとしています。
ワイルドシルクは世界中に固有に存在する様々な種類の蚕が作る様々な特徴を持った糸を紡いで作っています。それらの蚕のことを総称して野蚕と呼びます。
繊度が太くシャリ感があり光沢はあまりありません。シルクには無い小さな穴があり体から湿気や汗、老廃物などを吸着してくれ、デトックス効果はこちらの方が高いと言われています。野蚕と一口に行っても国によって色々な種類の野蚕が存在しますが、tokinoiroの商品のワイルドシルクは中国のサク蚕とカンボジアのエリ蚕の作る繭から紡いだ糸を使用してつくられています。
シルクは絹繊維の中に微細な空気室を無数に持ち、寒いときは水分と熱を空気室にしっかりキープし、肌を乾燥から守り、体を優しく温めてくれます。暑いときには呼吸をするように肌から余分な汗を空気室に吸い上げ、熱とともに衣類の外側に放出してくれます。さらに、抗酸化作用・抗菌作用なども高いと言われています。
ワイルドシルクはシルクの持つ効果をすべて持っており、さらに種類によってプラスαの効果を持ちます。サク蚕とエリ蚕はシルクが持つ空気室をより大きく、より多く持っており、シルクの持つ調音・調湿効果をよりパワフルに発揮してくれます。夏真っ盛りでシルクの効果が追いつかないときでもワイルドシルクなら快適に過ごせることが多く、冬もワイルドシルクのほうが繊維の中に含む空気量が多いので僅かな違いですがワイルドシルクのほうが暖かく過ごるのではないでしょうか。
しっとりとなめらかなシルク、シャリ感やデトックス効果が期待されるワイルドシルク、どちらがお好みですか?